冬の北海道を満喫!車なしコースで函館、札幌、小樽、定山渓温泉、旭川まで大満足の旅~

冬の北海道を一人旅や家族旅行で楽しみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。広大な北海道では、移動手段や日程の組み立てが特に重要です。この記事では、車なしでも冬の北海道を存分に楽しむための8泊9日のモデルコースを、実際に体験した旅行記としてご紹介します。函館から札幌、小樽、定山渓温泉、旭川まで、見どころ満載の旅程を具体的に解説しますので、初めての方もリピーターの方も、ぜひ参考にしてください。
※2024年2月の旅です。

目次

函館からスタート!レトロな街並みと絶景を楽しむ旅(1〜2日目)

冬の北海道旅行の出発点として、歴史と絶景が楽しめる函館は最適です。レトロな街並みとグルメを楽しみながら、初日から北海道らしい魅力を堪能できます。

1日目:函館の夜景とグルメを堪能

まずはここしかない!函館名物のラッキーピエロで昼ご飯。レトロな雰囲気の店内で、一番人気のチャイニーズチキンバーガーをいただきました。パフェも一緒に味わえるので食事もスイーツも楽しめます。店内にはお土産コーナーがあり、オリジナル商品は旅の記念におすすめです。


食後は、風情ある金森赤レンガ倉庫を散策。ガラス製品やご当地のお土産を見て回るだけでも楽しいです。赤レンガ倉庫群を散策した後は、クラフトビールを味わえる「函館ビヤホール」へ。レトロな雰囲気の中で地ビールを堪能すれば、旅の初日を締めくくる最高の時間になります。

2日目:五稜郭と函館山の絶景コース

2日目の朝は、まず函館朝市からスタート。獲れたての新鮮な魚介類が所狭しと並び、活気あふれる市場の雰囲気に包まれます。名物のイカ釣り体験や、その場で調理してもらえる海鮮丼は函館ならではの魅力。朝から贅沢に味わう海鮮グルメで旅気分が一気に高まります。

五稜郭タワーからの雪景色

函館市電に乗って五稜郭へ移動。五稜郭タワーの展望台に上がると、雪に覆われた星型の城郭が一望できます。真っ白な五稜郭は冬ならではの美しさで、まるで白いキャンバスに描かれた星のよう。展望後は城郭内を散策し、歴史を感じながら歩くのもおすすめです。

サル山温泉で癒しのひととき

午後は少し足を延ばして函館熱帯植物園へ。館内では南国の植物を鑑賞できますが、冬の一番人気は「サル山温泉」。温泉に気持ちよさそうに浸かるサルたちの姿は愛らしく、見ているだけで思わず笑顔になります。
🚃:五稜郭からは路面電車で「湯の川温泉」に降り、徒歩13分

世界三大夜景に数えられる函館山

函館観光のハイライト、世界三大夜景にも数えられる函館山からの夜景です。ロープウェイで山頂に上がると、眼下には宝石を散りばめたような夜景が広がります。世界三大夜景に数えられるその眺めは圧巻で、寒さも忘れるほどの美しさ。この絶景をバックに記念撮影をすれば、最高の思い出になります。
🚌:ロープウェイからJR函館駅までバスが運行しています

定山渓で雪と温泉を満喫する癒やしの時間(3〜4日目)

3日目:定山渓温泉で雪灯路を体験

3日目は飛行機で新千歳空港へ到着。新千歳空港から定山渓温泉へ向かう方法は大きく3つあり、①札幌駅で直行バスに乗る ②レンタカーを利用する ③タクシーを予約する、のいずれかです。今回は事前にタクシーを手配し、札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓へ直接向かいました。
冬の定山渓では、定山渓神社の「雪灯路」毎年1月下旬~2月上旬頃開催され、ロマンチックな雰囲気に包まれます。旅館での食事や温泉と合わせて、心も体も癒される特別な時間を楽しめます。

4日目:定山渓の自然と温泉玉子作り体験

定山渓温泉街を散策、二見吊橋で白銀の世界を眺めたり、足湯のふれあい太郎の湯でリフレッシュしましょう。さらにユニークな体験をしたいなら、おんたまの湯」での温泉玉子作りに挑戦してみましょう。近くの売店で生玉子を購入し、源泉の湯でじっくりと温泉玉子を作ることができます。自分で作ったとろりとした温泉玉子は、格別な美味しさです。旅の楽しい思い出として、ぜひ体験してみてください。人気店Jglacée(ジェイ・グラッセ)」のアップルパイも要チェックです。定山渓を満喫した後は、事前に予約しておいたタクシーで札幌市内へ移動し、旅の後半がスタートです。

札幌・小樽・旭川を巡る北海道周遊の旅(4〜8日目)

札幌を拠点に、周辺の人気観光地を電車で巡る旅程です。冬ならではのイベントや絶品グルメを堪能できます。

5日目:札幌に到着!さっぽろ雪まつり

札幌に到着したら、まずは毎年2月上旬に開催されるさっぽろ雪まつりを見学。大通公園を主会場に、大小さまざまな雪像や氷像が立ち並び、幻想的な光景が広がります。特に夜はライトアップされ、昼間とは異なるロマンチックな雰囲気に包まれます。
雪まつりの迫力ある景色を楽しんだ後は、さっぽろテレビ塔に登るのがおすすめです。展望台からは、眼下に広がる雪まつりの会場全体を一望でき、真っ白な札幌の街並みをバックに、旅の最高の記念写真を撮りましょう。

6日目:ロマンチックな小樽の日帰り

6日目は札幌から電車で約40分、小樽へ。レトロな街並みと幻想的な運河が魅力の港町を日帰りで巡ります。

小樽運河で雪景色を堪能

小樽観光のシンボル「小樽運河」へ。ガス灯が並ぶ運河沿いを歩けば、まるで時代をさかのぼったかのような雰囲気に。冬は雪化粧した運河がより一層ロマンチックで、写真撮影にぴったりです。運河沿いの倉庫を改装したカフェやレストランで、ひと休みするのもおすすめ。

小樽芸術村で歴史とアートを楽しむ

運河散策の後は「小樽芸術村」へ。歴史的建造物を活かした美術館群で、「ステンドグラス美術館」や「旧三井銀行小樽支店」など、見どころが満載です。特にステンドグラス美術館では、19世紀末から20世紀初頭にかけてイギリスで制作された美しいステンドグラスの数々を鑑賞でき、その荘厳な雰囲気に心惹かれます。重厚感ある建物とアートが融合した空間は、写真映えするだけでなく、小樽の文化を感じられるスポットとして人気です。

堺町本通りでお土産探し

続いて堺町本通りを散策。ガラス工房やオルゴール堂、スイーツ店などが軒を連ねています。自分だけのオリジナルグラスを作れる工房や、世界中から集められた美しいオルゴールを鑑賞できるお店など、見どころが満載です。ルタオ六花亭といった北海道を代表するお菓子店の本店もあり、限定品を探すのも楽しい時間です。

7日目:旭山動物園で癒やしと感動体験

7日目は札幌からJR特急列車に乗って約1時間半で旭川へ。旭川駅からバスに乗り換え、日本最北の動物園「旭山動物園」へ向かいます。

冬の旭山動物園の最大の見どころは「ペンギンの散歩」。雪が積もった園内を、ペンギンたちがよちよちと歩く姿はまるで絵本の世界そのもの。間近で見られるこのイベントは訪れる人の心を温め、忘れられない感動体験となります。カメラを構えながら、愛らしい姿を存分に楽しみましょう。

旭山動物園ではペンギンだけでなく、ホッキョクグマやアザラシなど、寒さに強い動物たちが元気な姿を見せてくれます。特徴的なのは、動物たちが本来の行動を見せられるよう工夫された「行動展示」。ただ観察するだけでなく、生き生きとした姿から動物たちの魅力を改めて感じられるのが魅力です。

夜は札幌でスープカレー「RAMAI」

旭川観光を終えて札幌に戻ったら、夕食はスープカレーの名店「RAMAI(ラマイ)」へ。スパイスの効いた深みあるスープに、大きな野菜やお肉がごろっと入った一杯は、冷えた体を芯から温めてくれます。辛さやライスの量を選べるので、自分好みの味に調整できるのも嬉しいポイントです。

8日目:札幌市内の定番観光スポット巡り

8日目は札幌市内の人気スポットを一日で巡ります。グルメも観光も楽しめる、最終日近くにぴったりのコースです。

二条市場で絶品海鮮丼を堪能

朝は「札幌市民の台所」と呼ばれる二条市場へ。新鮮な魚介類や農産物が並び、活気あふれる雰囲気を体感できます。今回は市場内の「海鮮処 魚屋の台所」に行きました。とろけるウニやぷりぷりのイクラ、肉厚なホタテをのせた豪華な海鮮丼を味わいましょう。

北海道神宮で雪景色の参拝

食後は市民の憩いの場、北海道神宮へ。冬の雪に包まれた境内は厳かで、静かに参拝すれば旅の安全に感謝できるひとときに。自然豊かな環境で心がすっと落ち着きます。

白い恋人パークでお土産選び

続いて「白い恋人パーク」へ。札幌を代表するお菓子「白い恋人」のテーマパークで、お菓子作りの体験や、お菓子にまつわる様々な展示を楽しめます。パーク内のショップでは、定番の「白い恋人」はもちろん、ここでしか買えない限定のお菓子やグッズも手に入ります。

札幌最後の夜はジンギスカン

旅の締めくくりは北海道名物ジンギスカン。新鮮なラム肉やマトンを専用の鍋で焼き、ジューシーな肉を頬張れば、北海道旅行の最高のフィナーレとなるでしょう。

9日目:最終日と東京への帰路

旅の最終日、苫小牧港からフェリーに乗って東京へ戻ります。北海道の思い出を振り返りながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

最後

冬の北海道旅行は、計画をしっかり立てることで、見どころ満載の充実した旅になります。この記事でご紹介した8泊9日のモデルコースを参考に、函館から札幌、小樽、旭川まで、冬ならではの絶景やイベント、そして美味しいグルメを存分に楽しんでください。移動手段や時期によって旅のスタイルも変わるので、ぜひ自分だけのオリジナルな旅を組み立ててみましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次